金彩の入った高級感あふれるグラス。

クリスタルと言えばバカラを思い出すほど、世界的に有名なフランスのクリスタルメーカー。
パリから約400km東にあるロレーヌ地方のバカラ村に、1764年、ルイ15世の認可を受けてガラス工場がつくられたのが輝きの歴史の始まりです。1817年、本格的なクリスタル製造を開始し、1823年のパリ国民博覧会ではその透明度の高さと繊細なカットが認められ金賞を受賞。以来、ルイ18世を始め世界の王侯貴族たちに愛用されてきました。
今でもフランスで製造されるクリスタルの約半数はバカラの製品だとか。「完璧を維持する」というポリシーのもと、高品質で透明感のある手づくりクリスタルを製造。その技術の高さは約40名以上の「MOF（フランス最優秀職人）」を輩出したことでも証明されています。また完成に至るまでの段階で多くの製品を排除するなどチェックの厳しさも、その美しさを支えているのです。
計算され尽くしたバランスの美しさと、力強さから、荘重な雰囲気を感じさせます。

フランス語で花冠を意味する「コローユ」。ニコラ・トリブロがデザインしたこの小さなベースには、可憐な花を一輪または小さなブーケがよく似合います。フラット面が巻き込むようなデザインのこのベースは、花のつぼみがやさしく開きかける様子を表現しています。

美しく咲き誇る花を、最もひきたたせ、さらなる美しさで包み込む。バカラが創造するベース（花瓶）は、ゆるぎない技術と最高の素材によって生み出されます。

1825年にバカラが発表した美しく力強いフォルムのグラス「アルクール」。当時としては非常に斬新なデザインで、そのフラットカットは一大センセーションを巻き起こしました。平底のコップ型のタンブラーは、水やソフトドリンク用のグラスですが、ウィスキーの水割りなどアルコール用としてもお使いいただけます。

バカラを代表するシリーズとして広く知られているアルクールは、1825年にアルクール侯爵のために作られたもの。特にワイングラスはそのシェイプがキリスト教の聖餐杯に似ていることから、1917年にローマ法王ベネディクト15世の意向により、バチカンで使用されることになったという歴史を持っています。こちらのラインワイングラスは、伝統的にライン川流域（アルザス地方、ラインラント地方等）に産するワインを飲むときに用いられます。デザインは、彩色が施されたパリソン（杯部）を持ち、脚部が長いのが特徴です。鮮やかなカラーがテーブルを優雅にそして艶やかに彩ります。

ナンシーとはバカラのふるさと ロレーヌ地方にある町の名前。縦と横の直線によるカッティングは微妙な煌きを生み出しています。軽快な印象の中に、繊細な気品が漂うグラスです。

バカラを代表するシリーズとして広く知られているアルクールは、1825年にアルクール侯爵のために作られたもの。特にワイングラスはそのシェイプがキリスト教の聖餐杯に似ていることから、1917年にローマ法王ベネディクト15世の意向により、バチカンで使用されることになったという歴史を持っています。

1995年に発表され、以来バカラのモダンデザインを代表するシリーズ。その名は、北の夜空に輝く織姫星から付けられました。ダイナミックでリズムのあるステムは、光の反射を計算してデザインされ、さながら星のように明るく輝きます。

2013年の新作は、クールシュヴェル（Courchevel）。フランス南東部にあるサヴォワ県のアルプス山中に開かれた高級ウィンターリゾートの名がつけられています。デザインは、毎年バカラのクリスマスコレクションを手掛けている北欧のデザイナー、クラウス・アルトゥング氏。モダンなフォルムに、星やハート、スノーフレイクなどのモチーフがかわいらしくデザインされています。
クリスマスに欠かすことのないツリー。バカラのツリーなら大人のクリスマスを演出できそうです。

アルクールシリーズ誕生170周年を記念して発表されたスペシャルグラス「パレロワイヤル」。「パレロワイヤル」とは、ルイ14世が住み「王宮」の名を持つようになったフランス パリの歴史的建造物です。フロスト加工のヴァリエイションやメダイヨン（大型のメダル）のカラーなど、異なる装飾が施された個性ある全4種類はどれも18世紀フランス王侯貴族の文化を思わせる、華やかでエレガンスあふれるデザインです。グラス中央のメダイヨンには、「バカラ」創設の認可を与えた国王ルイ15世とその王妃マリーが描かれています。二人はともに文化芸術の庇護者として知られています。